どうすれば、ピアノと仲良くなれるの?
それは、お子さんの心の成長と深い関係があります。
どうすれば、ピアノと仲良くなれるの?
それは、お子さんの心の成長と深い関係があります。
もし、あなたのお子さんが
・ピアノ演奏を好きになり…
・ごく簡単な曲からレベルの高い曲へと少しずつ少しずつ上達していき…
・いろんな感覚や感情や情景を音楽で奏でるようになっていき…
・自分の表現として音楽を創り出そうと意欲をふくらませていき…
…そんなピアノ練習の音が、我が家に鳴り響くようになるのだとしたら?
それはきっと、お子さんの人生を支える貴重な財産になりますよね。そんな夢を叶えたいとは思いませんか?
ピアノのレッスンのスタート。是非、いろんな夢を感じていただきたいです。でも、この夢の実現には、何段階ものスッテップがあって、すぐにすべてを叶えられるものではないのがまどろっこしいところ…。そもそも、ピアノの練習を毎日するなんて面倒くさいもので、これが習慣化するなんてかなり大したものなのです、、、
しかし、このせっかくのチャレンジの入り口で楽しい夢を見なければもったいないです!そして、これらの夢のステップを一段一段、超えていく体験を通して、お子さんは音楽的にも精神的にも成長をしていくことになります。
そんなひとつひとつのレッスンの積み重ねは貴重なものに成り得ますが、そこでピアノの先生には、お子さんや親御さんと共に大切にしていかねばならないことが確かにあるように思うのです。それは何なのでしょう?
「ピアノを弾く」ということが、ただ音を奏でることに留まらず、自分の感じる気持や、想像するイメージを表現していく楽しさや気持ち良さに繋がり、広がっていくと断然楽しくなります。自分が取り組んでいる曲の好きなところ、気持ちの良いところを先生に言われなくても自ら能動的に見つけて、味わえるようになると、格段にピアノの勉強を楽しめるようになります。
ご両親でも兄弟でも近所の人でも、子どもの生活の身近に音楽が好きな人がいて、この人が音楽を楽しむお手本になってくれれば、この段階は早く進むものです。なんのジャンルの音楽でも良いのです。もっと気持ちよく弾きたいとモチベーションが湧いてくれば、人に鑑賞してもらう演奏としてもどんどん良いものになっていきます。音楽を聴く人は自分が表現したいことのイメージが湧きやすく、そのイメージに向かって上手くなります。
初級の段階においては「音が合っているか?」「リズムは正しいか?」といった楽譜によってクイズを出されているような側面もあって、その問いに対して自分の答えを「自己表現」することも楽しさになり得ます。「できた」という達成感も味わって欲しいです。
出鱈目な「遊び弾き」も推奨します。ポピュラー音楽に進む場合、遊び弾きを小さい頃からいつもしていたことがアドリブやヘッドアレンジで大いに役立ってきます。
さてここで、ピアノを習うより先に、子どもにはそれぞれいろんな気質があって、元々、自分を表現することを積極的に楽しめるお子さんと、自分を表現することが苦手なお子さんがいる現実に直面します。
自己表現が苦手なお子さんの場合、
・恥ずかしい
・自信がない
・できない(気がする)
・怖い etc...
…と、表現しようとする場面で、こうした感情が湧いてきていることが洞察されます。音楽をやる以上はいろんなありとあらゆる感情を表現できるようになればなるほど演奏に深みが増しますので、感情にタブーはありません。あらゆる感情を邪険にせず、大切にしてもらいたいです!
そして、音楽演奏は気持ちや体感を伝えあう「共感」で成り立つものでもありますから、指導においても、こうしたあらゆる感情を「受容」し「共感」していくことで乗り越えるお手伝いをしていきたいものです。
ちょっと不思議に思われるかもしれませんが、だいたい、小さいお子さんになればなるほど、こうした自分の感情が何であるのか名前のつかない得体の知れないものになっていて、ただの不快感として感情の渦の中で混沌と感じているものだから、しばしば混乱してしまうことが起こります。自分の感情を怖れているのだとも言われます。
例えば、子どもにチャレンジして弾いてみたい気持ちがあるのだけれども、「恥ずかしい」気持ちに呑み込まれて混乱してしまう場合があります。葛藤しているのです。意外にこういうことは多く起きているものです。
大人にはただただお子さんがピアノを嫌がっているようにしか見えずに、「恥ずかしい」を少しだけでも乗り越えれば楽しめたかもしれないピアノをあきらめてしまう悲劇が起こります。
そうならないために、大人は子どものこうした感情を怖れず、よく観察して感情の渦の中から気持ちを分別して、子どもを混乱から救ってあげなければなりません。大らかに、この感情に適切な名前(「恥ずかしい」「でも、弾いてみたい」)をつけて受け止めてあげると良いのです。
この時子どもは、自分を抑圧されることなく表現し、それを受け止めてもらう体験をすることになります。これは音楽演奏するときの聴衆との関係と似た構図になり、明らかに相通ずるものです。
さらにこの自己表現の苦手さを乗り越える考え方は、幼児の「イヤイヤ期」「ダダこね期」を乗り越える心理学的・脳科学的にも推奨されている方法にも通じます。実は、「共感」することが、子どもの葛藤を乗り越えていくには健全な近道なのです。
音楽の指導者がこうした心のカラクリに精通していれば、大いに子どもの助けになることができます。
ピアノのレッスンを楽しみにしてくれるお子さんでも、日によって気分が乗らず、「ヤダヤダ」になることがあります。実は、微細なところで子どものこうした変化に鋭敏に気付くセンスは、先生自身が音楽を演奏する際にも大切にしなくてはならないものかもしれません。共演者に対して、聴衆に対して、自分に対して、音楽は繊細に気持ちを扱うものでありますから。
まずは、先生自身が「子どもに意図せず不安を与えたのかもしれない」…などと、自省してみるべきですよね。思いもよらないことを子どもが気にしてしまうことはあるものです。しかし、思い当たることがない場合、ピアノのレッスン以前に原因があるかもしれません。例えば、
・疲れている
・心配事がある
・イヤなことがあった
…といったことですが、こうしたことはよく子どもを観察したり、保護者の方と話し合ったり、想像力を働かせたりしてみることで理解できてきます。子どもの感情表出に寄り添うことが必要なことも当然ありますが、そうするうちに原因が分かってきたなら、真摯にお話して慰めてあげることや、思い違いしていることがあったら誤解を解いたりすることで、子どもはきちんとレッスンで与えられた課題に取り組め、すっきりうまくいけば気分良くレッスンを終えて帰っていくことができるものです。また時には、子どもの大きな感情表出に寄り添わねばならないこともありますが、それこそ、とても大事にせねばならないことです。
ピアノのレッスンを進める中で、難しいことやよく理解できないことにぶつかって、前進を阻まれ、不安になってしまったり、やる気を失ってしまったりすることもあります。指導する側としては、そのつまずきは何であるのかを見抜いて、困難を乗り越えやすいように課題を小さいステップに分けたり、教材や教示の仕方を工夫することで子どもを助けることができます。ピアノ教育メソッドの知識に合わせて、子どもの知能や発達についての知識を指導する側が持つことで、よりよい抜け道を見つけ出せるようになるでしょう。
一方で、子どももそれぞれ様々で、少々高いハードルでもなんとか粘って乗り越えようとする子もいれば、ちょっとした負荷がかかるだけで投げ出してしまう子もいます。負荷をかけすぎて挫折させてしまっては元も子もありませんが、あきらめず難しいことにチャレンジする粘り強さを鍛えていくことも大切です。
子どもが、間違ったり出来なかったりすることを恐れて、ふざけてみたり、本気を出さなかったりする、いわゆる「セルフ・ハンディキャッピング」をしていることが、意外に多くあります。本気を出したのに失敗して心が傷つくことを警戒して、自分を守っているのです。この状態に気付いて、心の安全を感じさせ、恐れを乗り越えて本気を出せるようにサポートしていくことが必要なこともあります。
こうした子どものレッスンが滞る場合には、いずれも本来なら幼児期に子どもが体得すべき「ききわけ」の問題が底にあります。「ききわけ」とは要するに、慣れないことや不安なことや自分の思い通りにならないことなど、やりたくないことをやらねばならない時に自分の心をどう持って行くのか、その自分の上手な持って行き方を体得できているのか?ということです。ガマンして無理してやるのでもなく、徹底的に拒否してやらないのでもなく、ちゃんと自分の思いを主張し、大人に聞いてもらいながら、気持ちを合わせて支えてもらいつつ、やらねばならないことに取り組んでいき、そうやってできた時の達成感を味わっていくことが子どもの成長のためには何より大切です。大人は子どもの言いなりになるのではなく、気持ちにはしっかり共感しながら、同時に成すべき行為や行動に関してはしっかり張り合い、促していくことが真に子どもを助けるものなのです。こうした営みについて知識も経験もある指導者であれば、ピアノのレッスンは子どもの心の成長のためにも大いに役立つことでしょう。
レッスンの中でピアノの楽しさを知っていくためには、どうしても先生の教示することをやってみることが必要になってきます。先生の教示ではなく、とにかく自分の好き放題に弾くことを目指すのであれば、レッスンではなく自宅でピアノの遊び弾きをしたり独学で弾いていくほうがよほど良いです。そちらをお薦めします。
無論、レッスンでは子どもの面白い演奏のアイデアを先生が興味を持って承認していく営みも創造性を育むためにとても大切ですが、ピアノの世界の伝統的な奏法やメロディの抑揚のつけ方や楽典の知識、ひいては自分に合った弾き方の見つけ方を体得していき、子どもが表現できる演奏の幅を広げていくのでなければピアノを習う意味はありません。先生の教示したことにどんどんチャレンジすればするほど習熟は早いです。レッスンを始める時点では、いわゆる「守破離」の「守」の段階となりますが、適切に自己主張できることを含めた「ききわけ」がどのくらいできるかどうかがピアノレッスンの有意義さや将来の習熟度を左右するのです。
逆に、ピアノのレッスンにより、お子さんの「ききわけ」を促していくこともできます。無理のない、自己主張することを妨げない「ききわけ」に至るお子さんの成長は、他の学習面のみならず、人間関係や人生の困難にぶつかったときにも役立っていきます。ピアノのレッスンは、音楽だけに留まることではなく、人生を豊かにしていく可能性を秘めているのです。
ひいては、ピアノを弾くことそのものが人生の困難の助けになることにもなってきます。学校行事等でしんどい時や、受験期など、ピアノの上達よりピアノを弾くことが癒しとなるようにレッスンの意味や有り様を考えていくべき時期もあることでしょう。
ピアノの先生にもいろんな先生がおられて、それぞれ得意なことや大事にしていることは様々ですね。みなさんがピアノのレッスンに求めていることが叶うように、ご自身に合った先生と出会えると良いですね。もうすでに、ホームページを読んでみたり、実際に先生に会ってお話をしたりして、ピアノ教室を探しておられますか?どんなピアノ教室をお探しでしょうか?
「奥山音楽教室」では、子どもの心のケアにも発達にも音楽にも精通した講師がピアノの指導をしております。言語聴覚士の資格を持ちながら音大卒で現役で自由な演奏活動も続ける講師が、お子さんの心の成長を大事にしたピアノのレッスンに取り組んでいます。
女の子も男の子もレッスンに通っています。小学生以降のピアノや音楽を始めたい男の子も大歓迎です。
「奥山音楽教室」は広島県福山市大門町にあります。(月・火曜日営業)
岡山県倉敷市の「ことばと子育ての相談室 わかばルーム」でもレッスンをお受けしております。(木・金・土曜日営業)
出張レッスンも含めたオンラインでのレッスンもお受けしております。(木・金・土曜日営業)
奥山信爾(おくやましんじ)
クラシックを学び、音大を卒業した後、ジャズを原点にしつつもジャンルにとらわれないプレーヤーとして活動しています。
※1レッスン30分、月4回となります。(1月と8月は1ヶ月3回レッスンといたします。)
※入会金は、3,000円です。
学年 | 月謝 |
---|---|
~年中 or 小4までレッスン開始後1年間 (30分) |
6,000円 |
年長~小2(30分) | 7,000円 |
小3~小4(30分) | 8,000円 |
小5~中1(30分) | 9,000円 |
中2~大人(30分) | 10,000円 |
月4回(1時間) | 18,000円 |
月2回(2時間) | 15,000円 |
「奥山音楽教室」では、様々な年齢層に対応いたしますが、まずは初心者のお子さんの場合、
・先生や教室に慣れる
・ピアノを自由に鳴らしてみる
・自分の手をはじめとする身体イメージを作り上げていく
・音符を読むための簡単な図形や数量の力をつける
・ドレミを少しずつ読めるようになる
・指で鍵盤を押さえ音を出し、簡単なものからメロディを弾く
・姿勢やフォームや奏法を探っていく
・音感を付けていく
・読譜力をつけていく
・楽譜のルールを知っていく
・上手に聴かせられる演奏の基礎的なコツを掴む
・メロディに簡単な抑揚をつけ、表現を楽しむ
・効率の良い練習法を試してみる
…といったことから取り組んでまいります。すでにこうした新しいチャレンジの段階から、お子さんは楽しいことや不安なことなど、さまざまな気持ちの揺れ動きを体験することになりますから、しっかり寄り添いつつ、子どもの心を大切にレッスンを進めてまいります。
もし奥山音楽教室にご興味をお持ちでしたら、まずはお試しで無料のオリエンテーションにお越しいただき、レッスン開始をご検討下さい。親御様とお子さんのご希望に合った教本やレッスンの進め方について、お話ししましょう。よかったらピアノも触ってみて下さい。
以下の方法で無料オリエンテーションの申し込みをしましょう!折り返し、ご予約可能な日時をご提案させていただきます。
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1973年 先代、第一回発表会